検査の読み方
FIPの血液検査:A/G比、炎症値、血球数の見方
A/G比などの数値がFIP診断で何を示し、何を単独では判断できないかを整理します。
2026年8月20日更新A/G比は診断そのものではない
低アルブミン・高グロブリンによりA/G比が低下することはFIPでみられますが、他の炎症性疾患でも起こります。紹介病院の100例を調べた研究では、低いA/G比の陽性的中率は限定的で、単独でFIPを確定する用途には適しませんでした。
組み合わせて確認する項目
- CBC:貧血、リンパ球、血小板
- 生化学:アルブミン、グロブリン、ビリルビン
- 炎症指標:SAAやAGP
- 画像検査と胸水・腹水の有無
- 経時的な臨床症状と体重
数値は経時変化で読む
治療中の変化は症状、体重、身体検査、薬剤情報と一緒に評価します。基準値へ戻らない、または悪化する場合は自己判断で投与を変えず獣医師へ連絡してください。
REFERENCES